とことんカットのnaoto konishiです。
今回はワンレングスを書きたいと思います。
ワンレングスって言葉は美容師さん以外なんだかわからないとおもいますが、このサイトを美容師さん以外の方が見ておられるかもしれないので、ワンレングスの意味を簡単に書きたいと思います。
ワンレングス=インサイド(内側)とアウトサイド(外側)に段差がない状態をカットした状態をワンレングスといっています。
上の写真でいうと毛先の状態がそれをあらわしています。
上のスタイルをカットするのには少しコツがいりまして、そのコツさえつかめば簡単にカットできます。。。うそです!
けしてコツを覚えても簡単にカットなんてできません!!
カットの基本的がいっぱい入っているので何度カットしてもむずかしく奥が深いスタイルです。 でもいっぱい練習すればすこしづつでも自分の納得するところまでいきます。
もう一度私とヘアスタイルを勉強していきましょう。
ワンレングスカット:ブロッキング
・正中線(身体の真ん中を通る線)
・イヤツーイヤー(耳の後ろから反対の耳の後ろまでを床に対して垂直にまっすぐつないだ線)
・テンプルライン(こめかみ〜こめかみを床平行にとりつないだ線)
ブロッキングといって、ヘアスタイルを作るにあたり毛髪をカットしやすくするために区分けする事をブロッキングをとるといっています。 ブロッキングが図のようにし、ラインを引いて
セクションごとにまとめておいて下さい。
ブロッキングはとても重要で、ヘアカットをするのにあたりパネルという髪の束をとるのですが、そのパネルをまっすぐ引き出す時により正確にするのにとても重要になってきます。ブロッ
キングのラインがいがんでいたり、波打っていると正確なカットライン、左右対称の状態、仕事の効率に影響すると思います。正確なブロッキングをとる意識高く持って下さい。
これでブロッキングを早くとるのではなく日頃から丁寧にとる事を理解していただいたとおもいます。
しっかり練習し一つ一つを出来るようになっていきましょう。。。。頑張れー!
カットについて書いていきます。
カットはこのようにしていきます
一度目をとおし、下の詳細を見ていただくと理解度もますと思います。
バックセンターからカット
左右どちらからでもいいです、今回は右からカットしています。
バックセンターからカットします、その時のスライス幅(パネルをとる幅)は1センチでパネルはまっすぐにとき下ろしてください。
カットしたい長さでカットしますが、カットした切り口は真っ直ぐなラインを意識しカットします。
まっすぐなラインをカットするのには、スライス線に対し平行でカットします。
スライス線が斜めになっていると切り口も斜めになりやすいので、スライス線はまっすぐな線を引く意識を持ちましょう。
また他にもカットする時に注意する項目は他にもあります。
参考にしてください。
先ほどカットしたい長さでカット次のパネル 第2パネル〜です。
第1パネル同様にまっすぐとき下ろし、第1パネルの切り口をガイド(ガイド:さっきカットしたパネルの毛先を参考にすること)
次のパネルへとカットをしていきます。(その時のカットの方法は上の文章黄色のマーカーの繰り返し)
テンプルライン終了後、カットしていないバックセンターに進む
バックセンターをカット終了後の状態
この状態でバックサイドへ進みます。
バックサイドのカット
バックサイドのカットはバックセンターの切り口の延長でカットします
そのため、パネルをバックセンターに傾ける必要があります、右の図のようにパネルをうかす形になりますがこのようにバックサイドのカットを行う際はここを意識してカットしてください
第2パネル〜
第1パネル同様にまっすぐとき下ろし、バックセンターに傾ける(よせる)第1パネルの切り口をガイドにカットします。
順に上のパネルへとカットしていくのですが、カットの進め方は文章の黄色マーカーの繰り返しです。
テンプルラインまでカットをしたら反対のバックサイドに進んでください。
サイドカット
サイド第1パネルをカットしていきます。
スライス幅は1センチでパネルの方向はまっすぐとき下ろします。
バックサイドの長さをガイドにカットしていくのですが、さいどのパネルはテンションが強いとカット後のパネルの浮きが強くなるので注意しカットを進めていく。
カット後バックサイドの切り口と長さをチェックする。
第2パネル〜
第1パネルカット後第2パネルをカットします。第1パネル同様にまっすぐとき下ろし第1パネルの切り口をガイドにカット
順に上のパネルをカットしていく。カットの進み方は文章の黄色いマーカーの繰り返し
トップカット
すべてカットが終了したら、あとは残りのトップです。
トップの髪は浮きやすいので、粗目のコームを使いカットしたほうが失敗は少ないです(ウイッグの場合)
すべてを自然に落ちる位置にコーミングをしカットしていきます。
スライスの幅を2~3㎝にしバックでも、サイドでも切りやすい場所からカットしてください
この方法でトップをすべてカットしていきます。
毛髪の量が多い方はスライス幅を少なくしカットしたほうがカットしやすいので、髪の量でスライスの幅を変えてください。
すべてカット後はチェックカットを行います、目視で出ている箇所がないかどうか確認し気になる箇所はカットしてください
チェックカット
チェックカットをしたときにきちんとカットしたのになぜ?髪がでてくるって思いますよね
いろいろ原因があります
- パネルの角度のばらつき
- パネルのテンションのばらつき
- シェープのばらつき
- シザーワークが不安定
- ガイドが見えていない
大体このようなことがあげられます。
この内容をしっかり意識していけばチェックカットがとてもスムーズに行え結果時短になり、よい仕事ができてきます。
ドライ後のチェックカットでは
- 毛髪の生え方(毛の流れ)
- くせの関係
- ドライ(ブロー)のばらつき
このような結果できちんとカットしていても仕上がりのばらつきがあります。
ドライ後のチェックカットは動画にありますのでこの文の最後に載せておきます
そちらもご確認ください。
前髪をカットしたい方は下記に詳しく書いています
参考にしてください。
フロントカット
フロントカットはまっすぐに引き出し、目的の長さでカットします。
スライスの幅は1センチ。生え際の癖などが強い場合もあるのでテンションは注意しながら進めていく。
1番をカットした後2番にすすみます。
その後1、2の切り口のガイドで3をカットします。
全カット終了
お疲れさまでした。
なかなか長い行程になっていると思いますが、やっている行程はシンプルな内容になっています。
しっかりと意識しながらワンンレングスカットを覚えていきましょう。